介護業界で転職を考えている人にとっては、採用側が求める人材の傾向や重視するポイントは、ぜひ知っておきたいこと。今回は、東京や埼玉、千葉で有料老人ホームを展開する株式会社サンケイビルウェルケアのケースを取材。「ウェルケアテラス川口元郷」ホーム長・森口明彦さんと人事を担当する谷田部彩子さんに、採用現場のお話を伺いました。
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介護は人を相手にする仕事なので、第一印象は特に大事だとか。介護業界への熱い思いと誇りを胸に、そしていつも笑顔を忘れずに!
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株式会社サンケイビルウェルケア
有料老人ホームの設置・運営/サービス付高齢者向け住宅の設置・運営/訪問介護事業の運営/居宅介護支援事業の運営/通所介護事業の運営/不動産の賃貸事業
東京都千代田区神田駿河台2-3-11 NBFお茶の水ビル4F
TEL:03-5577-3261
株式会社サンケイビルウェルケア 公式サイト
介護に対する熱い思いを面接官に伝えよう!
採用する側は、具体的にどんな人材を採用したいと思っているのでしょうか。転職を考える人にとって最も気になる点を、ウェルケアテラス川口元郷で採用に携わるお二人にお聞きしました。まず答えてくださったのは、ホーム長の森口明彦さんです。
「私自身、介護業界はすばらしいと思って他業界から転職してきたので、介護のことを語り始めると、つい熱くなってしまいます。そんな私が『この人も介護に対して熱いものを持っているな』と思える人。私にとっては、それが採用したい!と思う一番のポイントですね。正直なところ、収入がとてもよいという業界ではありません。その業界に転職しよう、この業界でずっと働いていこうとしている人、それぞれの熱い思いや覚悟を知りたいのです」(森口さん)
本社に在籍していたときからずっと採用・人事を担当してきた谷田部彩子さんは、次のように語ってくれました。
「人の話を正面から受け止めることができる人。上からの指導をきちんと素直に受け止めて、自分の考えや行動を軌道修正できる人。そういう資質の持ち主が入社後に活躍しているという印象があります」(谷田部さん)
「未経験でもOK。スポンジのように吸収してくれる人が望ましい」と森口さんも言います。
「自立支援介護というのは、どこでもやっているようで意外と奥が深いです。そうした介護に取り組む際、素直に新しいことを吸収し、経験の有無にかかわらず、みんなで一緒に取り組めるという人を採用していきたいですね」(森口さん)
入居者や家族からいただく「ありがとう」がモチベーションに!
逆にこういう人は採用するのにとまどってしまう、いわゆるNGポイントとは? それもまた、大変気になるところです。
「われわれとしては“社会人として”というのが大前提にあり、そのベースからはずれるのはNGと言えます。面接を受けるときの服装として、それはどうなんだ?という印象を持ってしまう格好の方とか。履歴書の写真がスナップ写真で、しかも二人写っていてどちらかわからないとか(笑)。ときどきびっくりするようなことがあります」(森口さん)
「時間にルーズな方も困りますね。遅れるときは必ず連絡を入れるといった、社会人としてのルールは守っていただきたいです。それと、社会人にふさわしい電話応対をしてほしいです。最初に応募されてきた時のNGな第一印象は、結局、実際にお会いしたときも変わらないことが多いですね」(谷田部さん)
緊張してたどたどしくなってしまうのは、むしろ好印象だとか。それを聞くと安心して臨めますね。
「ご入居者には、ホテルに近い雰囲気のなかで落ち着いて過ごしていただくというのが弊社ホームのコンセプト。ましてやご入居されている方たちはお客様。その視点を忘れず、ご入居者と自分をきちんと線引きできるかどうかが大事なので、服装への意識や笑顔での挨拶、ご家族への電話応対も仕事をするうえで重要なポイントなんです」(谷田部さん)
最後に、これから介護の仕事をめざす人たちへ、おふたりからメッセージをいただきました。
「介護というのは、より多くの『ありがとう』をいただける仕事。それがモチベーションのひとつになると思います。私たちがお相手をするのは、みなさん人生の大先輩。業務のなかで、経営学を教えていただいたり、子育てのアドバイスをいただくことも。人生の勉強になる、すばらしい仕事だと誇りを持っています」(森口さん)
「ご入居者が元気になられた姿を見て、ご家族が泣きながら『ありがとう』とおっしゃるシーンがありました。スタッフみんなが頑張ってサポートした結果でもあり、ご家族の喜ぶ気持ちが伝染して胸を打たれます。そういうシーンに立ち会うことができる介護の仕事は、純粋に“すごい”と思います。私もホームに異動になって、介護の現場を知ることができ、本当に良かったと思っています。ぜひ実際のホームをご自分の目で確かめに来てください!」(谷田部さん)
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