9月3日は『ドラえもん』の誕生日。
マンガやアニメで人気のドラえもんは、小学生の男の子・のび太くんを助けるために、未来からやってきた猫型ロボットです。
困っているのび太くんのために、ある日突然家にやってきた……
(あれ?これって訪問介護ヘルパーに似てる…?)
ドラえもんと訪問介護ヘルパーには、共通点が多いかも?!ということで、介護求人ナビ編集部が『ドラえもんと訪問介護ヘルパーの共通点』について考察してみました。
困っている人を助けるために派遣された
ドラえもんの世界では、のび太くんを助けるようにドラえもんを派遣したのは、未来の世界のセワシくん(のび太の子孫)。
何をやってもドジばかりののび太くんが「もっといい大人になるように」と願いを込めて、セワシくんがドラえもんを過去の世界に送り込んだのです。
まるで、訪問介護の世界に当てはめると、のび太くんが利用者さん、セワシくんが利用者のご家族、ドラえもんが訪問ヘルパーのようではありませんか?
困っている時に本当に必要な道具を出す
のび太くんが困ってるとき、ドラえもんはすかさず「ひみつ道具」を出して、のび太くんを助けようとします。
ドラえもんのひみつ道具の数は、なんと1,293個!
これだけ多くの道具の中から、「今、何が使えるか」を瞬時に判断するのは結構大変なこと。
道具の種類や特徴だけじゃなく、のび太くんの困りごともしっかり把握していなければいけません。
介護の世界でも、利用者さんの介護度や必要なケアは人それぞれ。
1人の利用者さんでも、その日によって体調や状態は異なります。
その時その時の利用者さんの様子を観察して、必要なケアをする介護士さん・ヘルパーさんの介護は、まるでひみつ道具のように高齢者の生活を助けてくれます。
手を出し過ぎない
ひみつ道具を出してのび太くんを助けてくれるドラえもんですが、実は『手助けしすぎない』んです。
泣きついてきたのび太くんに道具を渡したドラえもんは、道具の使い方は教えますが、まずは道具を使ってのび太くん自身に解決させようとします。
本当はひみつ道具を使ってドラえもんが解決した方が早いんじゃないの…?と思ったことはありませんか?
何でもかんでも手を出すのではなく、相手ができるようになるのを助ける。
介護での「自立支援」と考え方は同じです。
たとえ介護・介助が実用な高齢者でも、できることは自分でやってもらう。
ドラえもんのような「自立支援」が、高齢者の生活の質を高めるのです。
相手を信じる
のび太くんが、ある日突然家にやってきた他人であるドラえもんをこんなにも頼り、親友になっていくのはどうしてなんでしょう。
ドラえもんのひみつ道具が便利だから、という理由もあるかもしれません。
でも、ドラえもんが信頼される一番の理由は「のび太くんを信じているから」ではないでしょうか。
どんなに泣きついてきても、失敗しても、八つ当たりされても、見放さない。
そんなドラえもんのように、介護士・訪問ヘルパーも、毎日利用者さんのためを思い、利用者さんが笑顔で過ごせることを考えています。
最後に
国民的スターのドラえもんと、訪問介護ヘルパー、意外と共通点が多いことがわかりました。
介護士さん・ヘルパーさんは、「現実世界のドラえもん」なのかもしれないですね。