突然の台風接近で、備蓄が買えなくて困った!という経験をしたことがある人はいませんか?
事前の防災対策が必要だとわかっていても何を準備したらいいかわからない…という方にもぜひ知っておいて欲しい防災の知識をまとめました。
9月に増える台風について、「普段からやるべきこと」「台風予報が出たら」「いよいよ台風が接近したら」の3つの状況で、チェックしたい対策をご紹介します。
普段からやるべきこと
◆家族の緊急連絡先を共有する
家族とは、緊急時の連絡先や避難場所について、話し合っておきましょう。
◆ハザードマップを確認する
自宅周辺や勤務先・学校、通勤通学時に通る道を、ハザードマップで確認しておきましょう。
なお、洪水や土砂災害など自然災害の危険があるエリアが示された『ハザードマップ』は、役所などで配布されているほか、インターネット上でも閲覧できます。
⇒
国土交通省「ハザードマップポータルサイト」はこちら
◆自宅避難・自宅待機に必要なものは?
台風などで自宅待機に備えて、電気・水道・ガスが使えなくなっても困らない「食料」「生活用品」を準備しましょう。
非常用の食料備蓄は、
3日分用意しておくことが必要とされています。
必要な飲料水は
1人1日1リットル。
まだまだ暑い日が続くので、熱中症を避けるために
スポーツ飲料などを余分に用意しておくと安心です。
缶詰やレトルト食品といった加熱調理なしで食べられるものは、普段から多めに買ってストックしておく『
ローリングストック』がおすすめです。
停電時にはエアコンも使えないので、熱中症対策と寒さ対策、どちらも準備しておきましょう。
保冷剤を普段から冷凍庫の中にいくつか入れておくと、停電時にも便利です。クーラーがない時に体を冷やしたり、停電時に冷蔵庫に入れて食材の保管にも役に立ちます。
◆避難所への避難に必要なもの
災害で避難所に避難することになったときのために、すぐに持ち出せる持ち出し袋を準備しておきましょう。
大切なポイントは、
「家族の人数分」「持ち運びしやすい」「自分が必要なもの」です。
非常持ち出しグッズリスト例
飲料水、非常食、懐中電灯、携帯電話のバッテリー、携帯ラジオ、現金、救急用品、マスク、常備薬、ウェットティッシュ、使い捨てカイロ、ドライシャンプー、歯磨きシート、耳栓、アイマスク
非常用の持ち出し袋は、玄関やベッドの近くなどに
すぐに持ち出せる場所に置いておきます。家族全員で置き場所を把握しておくことが大事です。
避難時に両手が使えるように
リュック型がおすすめ。
中にグッズを入れるときには、水に濡れないように
ジップ付きのビニール袋に入れておきましょう。
台風予報が出たら
台風が近づいているというニュースを見たら、具体的な対策を意識しておきましょう。いよいよ接近する前に、前もって準備しておくことが重要です。
◆飲料水や生活用水の確保
台風が接近する前に、飲料水と生活用水を確保しておきましょう。
万が一、断水したときのために、浴槽に水を溜めておきましょう。
一般的な家庭の浴槽に入る水は、約200リットル。
トイレを流すのに必要な水は、最近のもので4~5リットルと言われているので、浴槽1杯で40回トイレが使用できることになります。
◆非常持ち出し袋の確認
避難所へ避難する際の持ち出し袋の中身を、改めて確認しておきましょう。
必要なものが揃っているか荷物を取り出してチェックしてみましょう。
実際に背負ってみて、自由に動き回れるか確認することも大切です。
◆窓の補強
万が一、家の外から物が飛んできたときに、窓ガラスが割れてケガしないように、ガラス飛散防止の対策をしておきましょう。
飛散防止フィルムやテープを窓の内側から貼り、カーテンをしておくことで、万が一窓ガラスが割れても室内にガラス片が飛び散るのを防ぐことができます。
◆家の周りの点検
暴風で家の周りに置いているものが飛んでしまうと、窓ガラスが割れたり人にぶつかったりして危険です。
鉢植え、プランター、物干しざお、犬小屋、踏み台、脚立、はしご、ほうき、バケツなど、外に置いてあるものはできるだけ屋内に入れておきましょう。
いよいよ台風が近づいてきたら
台風が接近したら、とにかく安全な場所で待機しましょう。
◆床近くのコンセントを抜いて高いところへ移動
◆外へは出ない!様子見もダメ!
◆台風接近中は外の作業はしない!