ウイルス感染が流行しやすい冬の季節がやってきます。
急に寒くなったときは、体調管理に特に注意!
新型コロナの感染再拡大を抑えるための、政府の対策方針のポイントとは?
『第4波の2倍』を想定した医療体制の構築と病床確保
厚生労働大臣が、新型コロナウイルス感染症対策本部での検討を受け、今後の感染拡大対策についての政府の方針を会見で発表しました。
全体的な方針として、新規感染者数が爆発的に増えた今年(2021年)の夏の2倍以上の感染者数が出ることを想定して、病床確保できるよう検討を進めるとのことです。
大臣は、自宅療養中の重症化や陽性が判明しても迅速に治療が受けられないなど、感染拡大時期に十分な医療が提供できていなかったことを認めつつ、現行制度での体制整備と制度の検討を続けると発言しています。
現状でも、病院や保健所など、医療現場で対応に当たっている方々は、感染の危機にさらされつつも日々医療業務にあたってくれています。医療従事者への手厚い待遇や病院・施設への設備投資、関係各所の連絡や人員移動をスムーズにできるような現場に即したルールの見直しなど、迅速に進めてほしいと思います。
行動制限やロックダウンは?
9月末に全国で緊急事態宣言・まん延防止等重点措置が解除され、徐々に日常生活が取り戻されてきていますが、一方で、夜間の滞留人口が増えている地域があることに警戒感が示されています。
今後、万が一、感染者数が今年の夏の爆発的な感染拡大を超える場合には、行動制限も検討の必要があるとのことですが、現段階では基本的な感染防止対策のもと、現状のまま感染拡大を抑えていくという方針であるようです。
ウイルス感染しやすい冬。一人一人ができる対策を!
新型コロナウイルスの流行前にも、冬になると風邪や季節性インフルエンザなど、ウイルスが引き起こす感染症が流行していましたよね。
冬にウイルスが猛威を振るうのは、「環境」と「免疫力」が原因と言われています。
気温が低く乾燥しやすい冬の季節は、ウイルスにとっては生存しやすく空中に広がりやすい季節。一方で、人は気温が下がると体温が下がり免疫力が落ちるために、ウイルスが体内に入ると病気になりやすくなってしまうんです。
手洗いやうがいをこまめにするほか、乾燥対策をすることで、室内でのウイルス感染を防ぎましょう!