今年1年の医療費負担が10万円を超えていれば、国から控除を受けて支払った費用が戻ってきます!しかも、生計を共にしている家族の医療費は、合算してOK。
国税庁の特設ページから、2021年分の申請準備ができるので、さっそく準備を始めましょう!
2021年(令和3年)確定申告特設ページがスタート
2021年12月1日、国税庁のホームページ内に「確定申告」の特設ページが開設されました。この特設ページからは、個人の確定申告だけでなく、医療費控除の申請も可能です。
申請は来年1月から開始される予定ですが、
医療費を集計できるフォーマットがダウンロードできるようになっています。
明細書・領収書が必要な治療費のほか、通院に使用した交通費も合算できるので、忘れないうちに事前準備をしておきましょう!
参考:
国税庁「令和3年分 確定申告特集(準備編)」
「医療費集計フォーム」で医療費の計算が簡単!
国税庁の
「令和3年分 確定申告特集(準備編)」のページから、
医療費控除の申請に必要な医療費の総額を簡単に集計できる「医療費集計フォーム」(Excel)が公開されています。
インターネットで接続すれば、誰でもダウンロード可能です。
●「医療府集計フォーム」を使った医療費の計算方法
国税庁の「令和3年分 確定申告特集(準備編)」にアクセスします。
↓
「医療費控除を受ける方へ」をクリックします。
↓
「医療費集計フォームのダウンロードをする」をクリックします。
↓
医療費集計フォームのダウンロードページで「Excelダウンロード」をクリックすると、医療費集計フォーム(Excelデータ)がパソコンにダウンロードされます。
↓
医療費集計フォームには、
「医療を受けた人」「病院・薬局などの名称」「医療費の区分」「支払った医療費の金額」「医療費のうち、保険で補填される金額」「支払年月日」が入力できます。
なお、「医療費の金額」と「保険で補填される金額」は、入力すると合計金額が自動で集計されるようになっています。
入力する際は、医療を受けた人でまとめるか、支払った病院・薬局などの名称でまとめます。
医療費控除の申請には交通費を合算することが可能です。交通費は「その他の医療費」で入力するようにしましょう。
マスクや消毒液は?医療費控除の対象になるもの・ならないもの
いざ医療費控除を申請しようと思っても、払った費用が医療費控除に該当するかどうか迷うこともありますよね。
医療費控除の対象となるのは、基本的に
病気などの治療費とされています。
病気予防が目的の施術・医薬品などは対象とならないため、予防接種や健康診断の費用は対象となりません。
また、新型コロナ対策として購入することが増えたマスクや消毒液は、治療目的での使用ではないため、医療費控除の対象とはならないので注意が必要です。
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