新型コロナウイルス感染症が「2類」から「5類」に移行検討中であることが話題になっています。
この「2類」「5類」というのは、そもそも何のことなのでしょうか?
移行して私たちの生活は変わるのでしょうか?
「2類」や「5類」というのは、感染症法で定められた、感染症の分類のことです。
現在は、1類から5類までの5段階に分類されており、感染した際の危険度によって分けられています。
感染力が極めて高い・感染した際の危険度が高いなど最も強力に対策するべき感染症を「1類」とし、2類・3類・4類・5類の順に、国による対策や制限の強制力が少なくなります。
参考:厚生労働省「感染症法における感染症の分類」
厚生労働省健康局結核感染症課「感染症の範囲及び類型について」
2023年1月現在、新型インフルエンザは2類相当と分類され対策が取られています。
2類感染症の場合、自治体では感染者に入院勧告や就業制限を行うことが可能です。それと同時に、感染者が治療を受ける場合、医療費はすべて公費負担でまかなわれます。
新型インフルエンザが5類に分類された場合、予防や治療は季節性インフルエンザと同等の措置が取られるように変わると考えられます。
そのため、5類に移行後は、新型コロナ感染者に対する国や自治体からの就業制限や行動制限はなくなるものと考えられます。また、感染予防対策も個人に委ねられることになるため、マスクの着用やワクチン接種も、個人の判断で行うことになりそうです。
ただし、ここで注意したいのが、新型コロナウイルスに対する治療薬が、まだ一般に出回っていないこと。
季節性インフルエンザは、ウイルスの増殖を抑える薬を一般の医療機関でも処方することができるため、医療機関でインフルエンザと診断されれば、比較的早い段階でインフルエンザウイルスをやっつけることができます。
一方で、新型コロナウイルスは現時点では治療薬の処方対象は、重症化リスクの高い人や症状が強い人の中で、医師が必要と判断した人です。外来でコロナ陽性と診断されても、軽症であった場合、咳や発熱の症状を抑える薬しか処方されないというケースもあります。
新型コロナウイルスの感染が確認されて早3年。未知のウイルスではなくなってきましたが、1人1人の感染対策が重要であることに変わりはありません。
通勤・通学や人が集まる場所ではマスクをする、うがい・手洗いを徹底する、体調が悪いと感じたらすぐに休む、など、基本的な体調管理を怠らずに過ごしましょう。
介護求人ナビは全国で40,000件以上の介護・福祉の求人情報を掲載した、介護業界最大級の求人サイトです。訪問介護やデイサービス、グループホーム、有料老人ホーム、特別養護老人ホームなど高齢者介護の施設や、児童福祉や障害者支援に関わる施設・事業所の求人情報を多数掲載中。介護職、ヘルパー、ケアマネジャー、サービス提供責任者、ドライバーなど職種だけでなく、施設種類での検索や給与検索、土日休み・週休2日制・日勤のみ・夜勤専従・残業なしなど、こだわり条件での求人検索の機能も充実しているので、あなたにぴったりの介護求人が効率よく見つけられます。ブランク可な求人や未経験可の求人、研修制度ありの求人も掲載しているので、初めての転職でも安心!転職・就職・再就職・復職・アルバイト探しに、介護求人ナビをぜひご活用ください。
介護求人ナビに掲載している求人情報
新着求人
一覧を見る