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2013年11月18日

介護に忙殺されるうちに自分まで…介護者の高齢化 | 「介護求人ナビ 介護転職お役立ち情報」

jikenbo24kaigonibousatsu毎回、介護にまつわる問題点やちょっと困った介護スタッフの珍行動、介護現場での珍事件などを紹介するこのコーナー。
今週は「高齢化する介護生活の意外な盲点」について触れたいと思います。

医学の進歩に伴って平均寿命はどんどん伸び、厚生労働省の発表によれば、2012年の日本人の平均寿命は女性が86.41歳、男性が79.44歳。今や、介護をする側の子供が60歳を超えているケースはまったく珍しくない。言い方が悪いのは承知のうえだが、普通に考えれば、“死”というものは“順番通り”に訪れるものだが、必ずしもそうはならないのが人生の難しいところ。都内に住むUさんのケースは、多くのことを考えさせられる。

ことの発端は、Uさんの母親が外出先で倒れ、救急車で病院に担ぎ込まれてしまったこと。母親はすぐに退院出来たものの、介護の手が必要となるような状況となり(「要介護4」認定)、Uさんは、自分の妻と2人で母親の面倒を見ていた。

しかし程なくして、妻が体の不調を訴えるようになる。Uさんは妻のことも心配だったが、母親の面倒を見ることに忙殺されて、妻の体調のことをないがしろに。するとしばらくしてUさんは、妻から衝撃的な報告を受けた。Uさんの妻は、癌になっていたのだ。

妻には、「なぜ、そんな大事なことをもっと早く言わなかったのか?」と問い、自らには「なぜ自分は、もっと妻のことを気にかけなかったのか?」と、幾度となく問うたというUさん。驚きと悲しみに襲われ、自分を責めるUさんに対し、妻は「母親の介護生活を送っているあなたに、自分が癌だとは伝えられなかった」と、癌を隠していた理由を語ったそうだ。

現在Uさんは、母親の介護をし、並行して妻の病院への送り迎えなどを行い、その無理も祟ったのか、自らも通院治療を受けている。Uさんは、母親には、妻の癌のことを一切告げていないが、「もし自分が倒れたら、母と妻はどうなるのだろう?」と思わぬ日はないそうだ。

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