いよいよ花粉症シーズンに突入。
外に出ただけで、くしゃみ・鼻水・目のかゆみに悩まされる…という人も多いですよね。そういう筆者も20年超の花粉症との付き合いです。
『新型コロナ対策のため換気を』と言われていますが、本当は少しでも外の空気を吸いこみたくない、というのが花粉症持ちの本音なのでは。
部屋の中に花粉を少しでも入れたくないときに有効な換気の方法を、調べてみました。
換気におすすめの時間帯は『早朝』
花粉は、気温が上がると飛散量が増えます。
そのため、1日のうち花粉の飛散量が少ないのは、まだ気温が上がっていない
『早朝』の時間帯です。
環境省の資料によると、花粉の飛散量が多いのは13時~17時のあいだ。
反対に、0時~7時のあいだは、飛散量が少なめです。
朝起きてすぐの時間帯が、花粉をなるべく吸い込まない換気のおすすめタイムです。
換気中の注意点は?
窓を開けて換気するときに、花粉が部屋に侵入するのを防いでくれるのが
『レースカーテン』。
窓を開けるときにレースカーテンをしたままにするだけで、花粉が入る量が4分の1に減ることがわかっています。
もちろん、レースカーテンをしたままでも部屋の空気の入れ替えはバッチリ。
換気をするときは、レースカーテンをして、花粉の侵入を防ぎましょう。
コロナ対策のアレが花粉症対策にも
新型コロナ対策で、手洗いとうがいをする機会が増えましたよね。
実は、手洗いとうがいは花粉症対策にも効果ありなんです!
外出すると、顔や手、髪の毛など、あらゆるところに花粉はくっつきます。
花粉を吸い込まないようにするためには、帰宅後すぐに手洗い・うがいをして、手に付いた花粉や口の中に入った花粉を落としてしまうことをおすすめします。
湿度を上げて花粉を撃退!
部屋の中でじっとしているのに、花粉で鼻がムズムズする…という経験はありませんか?
空気が乾燥すると花粉が舞い上がり、吸い込みやすくなってしまうんです。
加湿器を使って室内の湿度を上げて、花粉の舞い上がりを防ぎましょう!
加湿することで鼻やのどの粘膜が守られて、花粉症の症状も出にくいと言われています。
加湿器を使うときには、湿度40%~60%が目安。
湿度が高い部屋では花粉は床にたまるので、換気・加湿と合わせて濡れ雑巾やウェットシートなどでこまめに床掃除をしましょう。
花粉シーズンを乗り越えよう!
花粉が飛散する季節に部屋の換気をするときは、
・朝起きてすぐの時間
・レースカーテンをしたまま
が快適に過ごすコツです。
賢く対策をして、辛い花粉シーズンを乗り越えましょう!
(参考:環境省「花粉症環境保健マニュアル2019」)