医療従事者、高齢者に次いで、新型コロナワクチン優先接種の対象となっている「介護従事者」。
当初、施設職員のみが対象となっていましたが、在宅・訪問サービスの介護士も、条件付きで優先接種の対象となることが正式に発表されました。
新型コロナワクチン「在宅・訪問介護も優先」が決定
首都圏での2度目の緊急事態宣言が解除となりました。
それでも、新型コロナの脅威はまだなくなっていません。
介護現場で働く介護士にとっても、新型コロナウイルスに感染するリスクは避けられないものです。
新型コロナの収束のため、ワクチン供給の準備が進められています。
当初、介護従事者については、施設職員のみがワクチンの優先接種の対象でした。
しかし、新型コロナに感染しても自宅療養せざるを得ない状況が考えられることから、
在宅サービス・訪問サービスの介護士についても、条件付きで優先接種の対象とすることが、厚生労働省から正式に発表されました。
なお、優先接種の対象となるのは、
市町村が感染状況を踏まえ自宅療養中の高齢者に介護サービスが必要と判断した場合。事業所と従事者がいずれも、
コロナに感染した・濃厚接触者となった高齢者に、介護サービスを提供する意思があると登録すると、優先接種が可能になります。
ワクチン接種はいつ始まる?
新型コロナワクチンの接種順と目安となる接種開始スケジュールは以下の通りです。
<新型コロナワクチン 接種スケジュール>
1.医療従事者等:2月17日接種開始(5月中旬に2回分を全国に配布完了の予定)
2.65歳以上の高齢者:4月12日接種開始予定(6月末までに2回分を全国に配布完了の予定)
3.基礎疾患を有する人・高齢者施設等で働く人(条件付きで在宅・訪問介護で働く人)
4.1~3以外の人
(2021年3月22日現在)
ワクチンは、都道府県単位で供給されます。
接種を行う市町村の順序は、各都道府県内で調整し決定することになるとのことです。
(参考:厚生労働省ホームページ「接種順位の考え方(2021年3月18日時点)」)
(参考:首相官邸ホームページ「新型コロナワクチンの供給スケジュール等について」)