このコーナーでは、「あらら、間違って正解!」「おやおや、戸惑って大正解!」と楽しめる、魅力満点の脳活性化プログラム、シナプソロジーをご紹介!
シナプソロジーインストラクターのふーちゃんこと、介護福祉士の山﨑史香さんに、介護施設やデイサービスなどで楽しめるプログラムを教えてもらいます。
元気なお年寄り向けの「初詣3動作」をやってみよう
皆さん、初詣は行かれましたか?
今回ご紹介するのは
「初詣3動作」というプログラムです。
年初めにした今年一年の願い事や、お正月の思い出を引き出す仕掛けが盛りだくさんです。
是非、お正月の思い出が新鮮なこの時期にやってみてくださいね。
身体や心を動かして、今週も楽しみながら脳をワクワク活性!シナプソロジーを始めていきましょう。
【1】まず、以下の基本動作を覚えましょう!
はじめに、3つの動作を覚えます。
1の動作 手拍子2回
2の動作 両手を組み、神社の鈴を鳴らすようなイメージで左右に振ります
3の動作 両手を合わせて拝む
【2】基本の動作を覚えたら、みんなで実践してみよう!
動作を覚えたら、いよいよシナプソロジーがスタート!
指示者は1から3までの、いずれかの数字を言います。
指示者
「私の言う数字の動作を行ってくださいね。
1から3のどれかの数字を言いますので、先ほど覚えてもらった3つの数字にあてはまる動きをしましょう。
その数字を元気よく声に出しながら、その動作をしましょう。」
※3~5回繰り返します。
【3】新しい刺激をチャージ!スパイスアップ 初級編
次はスパイスアップ(新しい変化)です。
声に出す言葉が変わります。
動作はそのままで声に出す言葉が変わります。
1の動作 「パン パン」
2の動作 「ガラン ガラン」
3の動作 「とり年」
【4】新しい刺激をチャージ!スパイスアップ 中級編
3の動作 「とり年」と言う→「今年の抱負」を言う に変えます。
神社にお参りするような気持ちで、願い事を言ってもらいましょう。
それ以外の言葉は変わりません。
ふーちゃんのワンポイントアドバイス
お正月に、親戚や家族で団らんした思い出やお年玉、家庭ごとのお雑煮、おせちの味について話してみましょう。
また、昔の正月の過ごし方、正月の遊びなど、回想法を使って言葉や表情を引き出してから誘導すると、このプログラムは尚楽しく盛り上がると思います。
この季節ならではの内容ですので、是非やってみてくださいね。
慣れてきたら、「脳の活性化プログラムである事」を意識して、行っていけば良いと思います。
一度、スタッフ同士でやって難易度を確認してから、参加者のレベルに合わせてアレンジしてみましょう。
次週は、今回の「初詣3動作」を軽度認知症、麻痺のある方も楽しめる声がけの工夫や、スパイスアップのアレンジバージョンを紹介します。
【初詣3動作】を動画で見る
<シナプソロジーについて>
→シナプソロジーの特徴と効果とは?
プロフィール
ふーちゃん こと 山崎史香(やまざき・ふみか)
キャリア11年の介護福祉士。
現場で介護職員として働くかたわら、子供や若者達が触れやすい介護の新しい入り口作りを目指し、「介護イノベーションART」など施設を離れた活動も積極的に行う。
地域、現場から発信するスタイルの介護福祉士として、注目の存在。
電子書籍絵本
『しわのようせい』の作者でもある。
そのほかの活動として主なものは、寝たきりの方の見ている白い天井の景色をARTで変える「花咲かじーさんプロジェクト」、子供達へのシワ物語り「介護授業」、4度目のハタチを謳歌する為の「介護予防サロン」を開催。
今までの活動が、目に止まり、宮城県仙台市のケアヒーローに選ばれる。
また、福祉事業、介護の魅力を伝えるプロモーション、パンフレット、雑誌等にも出演している。
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