このコーナーでは、「あらら、間違って正解!」「おやおや、戸惑って大正解!」と楽しめる、魅力満点の脳活性化プログラムのシナプソロジーをご紹介!シナプソロジーインストラクターのふーちゃんこと、介護福祉士の山﨑史香さんに、介護施設やデイサービスなどで楽しめるプログラムを教えてもらいます。今回の動画は、シナプソロジー教育トレーナーの及川先生をお招きして、2人組のプログラムの場合において、指示者の声がけや雰囲気を掴んでもらうために3人でお送りしております。
元気なお年寄り向けの「ご挨拶4動作」をやってみよう
みなさん、こんにちは!今日も元気にシナプソロジーインストラクターのふーちゃんです。
今回、ご紹介するのは「ご挨拶4動作」というプログラムです。
二人一組で向き合って、自分の名前を言ったり、相手の名前を言ったりするため、初めて同士の方でもコミュニケーションが深まりますよ。身体も心も動かしながら、楽しみながら脳をワクワク活性!シナプソロジーを始めていきましょう。
【1】まず、以下の基本動作を覚えましょう!
はじめに、4つの動作を覚えます。
1の動作 「イチ」と言いながら右手でお互いに握手をする
2の動作 「二」と言いながら左手で握手をする
3の動作 「サン」と言いながら両肩を両手で触る
4の動作 「ヨン」と言いながら両手でハイタッチ
【2】基本の動作を覚えたら、みんなで実践してみよう!
動作を覚えたら、いよいよシナプソロジーがスタート!
指示者は1から4までの数字を言います。
指示者の声掛け
「私の言う数字の動作を行ってくださいね。
1から4のどれかの数字を言いますので、先ほど覚えてもらった4つの動作のうち、数字にあった動きをしてください。元気よく動作の数字を言いながら行いましょう」
※3回から5回繰り返します。
【3】新しい刺激をチャージ!スパイスアップ 初級編
次はスパイスアップ(新しい変化)です。
動作はそのままで、声を出す言葉が変わります。
1の動作 「1」→「こんにちは」
2の動作 「2」→「自分の名前」
3の動作 「3」→「がんばろう!」
4の動作 「4」→「イエ~イ」
【4】新しい刺激をチャージ!スパイスアップ 中級編
次はスパイスアップ(新しい変化)です。
2の動作 自分の名前から、「相手の名前」を言うように変えます。
それ以外の言葉は変わりません。
ふーちゃんのワンポイントアドバイス
参加者のレベルに合わせて、名前の部分を呼んで欲しい「あだ名」にするのも良いでしょう。
このプログラムはとっても盛り上がりますよ。帰る頃には、ペア同士仲良くなった素敵な笑顔の花が咲くはずです。笑いながら、脳が混乱して間違える事を「みんなで楽しむ事」が大切です。
慣れてきたら、「脳の活性化プログラムである事」を意識して、行っていけば良いと思います。
一度、スタッフ同士でやって難易度を確認してから、参加者のレベルに合わせてアレンジしてみましょう。
次週は、今回の「ご挨拶4動作」の、軽度認知症、麻痺のある人も楽しめるアレンジバージョンを紹介します。
【ご挨拶4動作】を動画で見る
<シナプソロジーについて>
→シナプソロジーの特徴と効果とは?
プロフィール
ふーちゃん こと 山崎史香(やまざき・ふみか)
キャリア11年の介護福祉士。現場で介護職員として働くかたわら、子供や若者達が触れやすい介護の新しい入り口作りを目指し、「介護イノベーションART」など施設を離れた活動も積極的に行う。地域、現場から発信するスタイルの介護福祉士として、注目の存在。電子書籍絵本
『しわのようせい』の作者でもある。
そのほかの活動として主なものは、寝たきりの方の見ている白い天井の景色をARTで変える「花咲かじーさんプロジェクト」、子供達へのシワ物語り「介護授業」、4度目のハタチを謳歌する為の「介護予防サロン」を開催。今までの活動が、目に止まり、宮城県仙台市のケアヒーローに選ばれる。また、福祉事業、介護の魅力を伝えるプロモーション、パンフレット、雑誌等にも出演している。
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