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2014年04月24日

『必ず役立つ!「○○業界の法則」辞典』 | 「介護求人ナビ 介護転職お役立ち情報」

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■書名:必ず役立つ!「○○業界の法則」辞典
■監修:高嶋ちほ子
■発行所:PHP研究所
■発行日:2011年1月

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「仕事とは何か」を考えさせられる「実業界の名言集」



時間を超えて残った言葉には不思議な力がある、といわれる。何かの岐路に立ったとき、親や先輩から聞いて心に残っている言葉や、かつて読んだ本の一節がふっと思い出されて、それが助け舟になってくれることもある。

本書が収録する「業界の法則」とは、各業界の中で時間を超えて伝えられてきた、いわば「実業界の名言集」。さまざまな業界の財産ともいえる「200の法則」に、わたしたちは「仕事とは何か」を考えさせられる。

介護業界の法則という項目はないが、他業界の法則も置き換えれば共通点は数多く見つかる。たとえば美容院の法則、「メモのうまい美容師はカットもうまい」は、できる美容師は世間話も詳細にメモをして次回来店の際に役立てる、ということ。介護も同じ接客業のひとつととらえれば「なるほど」である。

「シルバー層にシルバーは禁物」は旅行業界の法則。シルバー向け商品を売るときには、シルバーという言葉を使わないほうが売り上げが伸びるという。人はだれでも若く見られたいから、というのがその理由。介護の世界でいう「高齢者」「お年寄り」という呼び方ははたしてこれでいいのかな?と考えさせられる法則でもある。

花柳界で評判の高い芸妓さんの法則は「お座敷では毎日の行いが出る」。この芸妓さんは前日何時に帰宅しても、翌朝は必ず6時に起きて身支度を整え、その日の話題の元になる新聞や雑誌を読む習慣を続けてきたという。顧客のひとりひとりを大切にするレベルの高い接客業のあり方は、介護職のプロにも響くものがあるのではないだろうか。

「適職は自分ではわからない」とは人材業界の法則。各業界でトップといわれる人の多くが、自分がこの仕事をするとは思わなかった、自分に向いているとは思わなかった、と語っているという。そういう事実を踏まえて著者はわたしたちにこうアドバイスする。

<上司に仕事を頼まれたとき、向いてないと思っても、すぐに断ってはいけません。もしかしたら上司は、「自分の気づいていない自己」を見て、可能性を引き出してくれているのかもしれないからです。>

<佐藤>


著者プロフィール



高嶋ちほ子(たかしま•ちほこ)さん。上智大学文学部哲学科卒業。放送作家として活躍後、『東京ウオーカー』編集部、『B-ing』『リクナビNEXT』編集部に在籍。現在はビジネス書作家、書籍編集者、キャリアコンサルタントとして活動している。著書に『プロ論。』『出世ドリル』など

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